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HubSpot CRM 活用セミナーに参加してきました!

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今日は武蔵野市を代表するICT勉強会を目指している、デジタルマーケティング分科会のお話しです。

先日、「HubSpot Japan 株式会社 CRM活用セミナー参加者募集」を投稿させていただきましたが、行って参りました HubSpot Japan 本社!

鋭い方はあれ? HubSpotってMA(マーケティングオートメーション)ではないの?CRM?と思われるかもしれません。

確かにHubSpot = MAなのですが、最近のMAは統合型プラットフォーム化がトレンドで、集客の為でもありますが、HubSpotさんはCRM部分(+α)を無料で開放してくださっているのです。

CRMとは

CRMは「Customer Relationship Management」の略語で、顧客管理および、その支援ツールの事を指します。よく言われている事ですが、エクセルで顧客管理をしている企業は、情報の扱いやすさに衝撃を受けるのではないでしょうか?

結婚相談NPOでは今のところ、サイボウズさんの kintone をカスタマイズして利用しています。最近、kintone と HubSpotはAPI連携を強化されているようですが、どのような連携になるのか今から楽しみです。

HubSpot CRM活用セミナーでは、統合型プラットフォームの基礎となるCRM部分をダミーデータを利用して、ここまで無料で出来る!という範囲で体験してきました。

最初に検討すべきは、自分の仕事にCRMとMAは必要か?

お仕事が B to B メインで連絡先管理だけで十分ならば eight と gmail 等の連携で十分かも?かもしれません。

「不要なツールは使わない方が良い。」が持論なので、まずは本当に必要なのか?を検討してみましょう。(逆にそこを見極める為にもセミナー等で知識を増やしていく必要がありますね。)

では、既に kintone を使っている私が何故検討をしているか?というと、イベント事業の切り分けが目的の一つです。

婚活イベントは「世代や、本人向け/親向け、初婚/再婚者」などの属性によって企画が変わってくるので、イベント参加者を複数フィルターで属性別に区分けしたいという思いがありました。( kintone + mailwise でも可能ですが、少し作りこみが必要です。)

まずはコンタクトの追加

CRMという事でまずは顧客情報を「コンタクト」に追加しなくてはなりません。無料の HubSpot CRM では最大100万件までコンタクト等を追加できるそうです。

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今までエクセルで管理していたものをCSV形式でインポートする事も可能ですが、せっかく、MAのHubSpotなので、同じく無料の範囲で利用できるマーケティング要素、「リードの獲得」を使ってみましょう。(リードは見込み客の事を言います。)

セミナー中はそこまで出来ないので、私は帰宅後にフォーム機能を試してみました。

上部メニューの「マーケティング>リードの獲得>フォーム」と選択すると、フォーム管理画面になるので、収集したい情報をドラッグ&ドロップなどで組み立てていきます。


デフォルトで「よく使用されるフィールド」として住所や電話番号などが用意されていますが、単行/複数行テキストからラジオボタン、チェックボックス、カレンダーまで必要十分なパーツが利用可能です。

フォームが完成したら「公開」>「共有」へと進みます。共有を押すと、そのままSNS等でシェアする為のリンクと、サイトに埋め込む為の「エンベッドコード」が設定されています。私は Wordpress の固定ページにコードを埋め込み、無事表示されました。

iPhone でもフォームの表示を確認しましたが、ちゃんとreCAPTCHAも有効なままレスポンシブ表示されます。

このフォームから問い合わせがあると、自動的にコンタクトに追加されます。

有料版だと「Powered by HubSpot」の表記を消せるそうですが、よほどの大企業で無い限り必要ないのではないでしょうか。

コンタクトの運用

私が HubSpot CRM を検討している理由の一つが、全コンタクトに用意されているタイムラインです。無料版でも複数スタッフでグループ運用設定が出来るので、固有のコンタクトに対して、どのスタッフがどういった対応(アクティビティ)をしてきたか?を全て時系列で把握する事ができます。

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加えて、Gmail、Office 365、その他 IMAP の外部メールアカウントを接続できるので、メールから電話でのやり取りまでアクティビティとして登録する事でメール側での過去ログ確認の手間も省く事ができます。

同報メールなど、HubSpot サーバーを使ってのメール運用は有料ですが、これらの外部メールアカウント連携は無料版で利用可能です。

分かりやすいチュートリアル動画

英語ですが、分かりやすい言葉でチュートリアル動画が用意されています。
HubSpot CRM を始めて使う方は「Getting started with the CRM」の受講をお勧めします。

最初の方にフィルタリング方法の解説があるので、コンタクトの要素を前もって設定しておけば、「30代」かつ「障害者理解パーティに興味あり」など、複数条件でフィルタリングが可能です。

フィルタリングした顧客リストに同報メールなどを送る場合は、有料版にするか、一旦リストをCSVでエクスポートして、他のサービスを利用する必要があります。

まとめ

海外の HubSpot Community を見る限り、現時点では印刷部分が少し弱い気がします。(何故、我々が kintone をCRMに選んだかを思い出しました。)
とはいえ「無料でここまで多機能で良いのか?」と思えるほどに HubSpot CRM は無料のCRMとしては十分過ぎる機能を持っているので、顧客管理の見直しを考えている方には有力な選択肢である事は間違いありません。