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実施報告)親御様お見合いサポート会を「かたらいの道市民スペース」にて実施しました。

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親の代理お見合いを久しぶりに実施

さる2018年10月16日、武蔵野市特定非営利法人補助金制度申請事業としての第一回、親の代理お見合い、「結婚相談NPOの親御様お見合いサポート会」を三鷹駅、武蔵野タワーズ一階に在る「かたらいの道 市民スペース」にて実施致しました。

kichijoji.konkatsu.org

結婚相談NPOとしては 2014年の新宿区助成事業以来、4年振りの親の代理お見合いとなります。こういった助成事業は自治体とNPOが資金を出し合って実施するものです。

実施後にご自宅でお子様と話し合っていただくという会の特性上、カップリングはこれから行うのですが、今回は中途報告となります。

助成事業、補助金事業について再考

何故、結婚相談NPOが出費してまでこのようなイベントを実施するか?と申しますと、こういった活動をしているNPOが地元にあるという宣伝効果が第一、次に通常実施よりもアンケートが取りやすいのでイベントのブラッシュアップに使えるという目的があります。

残念ながら武蔵野市は告知部分が新宿区より弱いようですが、ご担当者さんはとても頑張っていただいたようなので、今後の改善を我々NPO側から提案していくべきものだと感じました。(新宿区は区営施設や掲示板にチラシを一斉配布、区報にも掲載。武蔵野市は掲示板使用不可。施設も独自に周り、都度依頼>検討。市報にも載る保証が無い。)

今まで他のNPOはどうしていたのだろうか?気になるので、12月にあるNPO同士の交流会以前に情報交換したいと思います。(これもキックオフミーティングをするタイミングとして遅過ぎると感じます。)

ブラッシュアップの部分につきまして、ざっくりとですが新宿区では1名参加につきコストが8,000円程度かかっていた為、どうにか5,000円で実現できるように実施方法を変更しています。

最終的な収支は年度末に武蔵野市に報告しますが、現時点で5万円ほどNPO負担分が増えてしまっているような状況でしょうか。多くが告知部分での補填なので、ここはボランティア制度をより積極活用する必要性を感じています。ボランティアについては、我々のような事業型NPOがついついないがしろにしてしまう部分で、反省点です。

以前、松下武蔵野市長ともお話しさせていただきましたが、自治体自体が婚活に乗り出すいわゆる官製婚活は必要性と、課題が両方とも存在します。実際、過去の失敗談は良く聞きますが、必要性だけみて「やるべきだ」課題だけをみて「できない」と二極的に考えるのは、ほぼ事なかれ主義と言えるでしょう。

そのような自治体として動きにくい状況だからこそ、我々のようなNPOが間接的に実施する必要があり、今回の補助金事業としての取り組みはリスクを抑えた、良いトライアルだと思っています。

今回のアンケートでは「武蔵野市の助成事業として婚活事業に取り組むことについてどう思われますか?」の回答が100%「ぜひ取り組んで欲しい」でした。実際の参加者へのアンケートなのでレトリックとも言えますが、少なくとも需要はあるわけで、市にとっても自己負担も受け入れる我々のようなNPOが存在するうちが、数少ないチャンスだと考えます。

親の代理お見合いと今回感じた課題について

親の代理お見合いについては何度か書いているので省略しますが、我々が普段実施している結婚相談所や婚活パーティといった方法ではリーチできない層に効果を出すことが期待できる手法です。

幾つかの事業者が実施していますが、相場は1万円から2万円といった感じです。

実施する側になると分かりますが、この1万円から2万円といった金額は高額とは言い切れず、営利事業者が実施するには極めて適当な金額だと思います。1万円ではそれなりの規模で実施しないと収益が出せないでしょうし、ましてやホテルなどを借り切る場合は例え我々が実施するにしても2万円近い金額になってしまうと思います。

片や、この相場は参加者様サイドからするとやはり負担に感じるようです。

今回のアンケートでは約2割の方が3,000円~4,000円で実施して欲しいとおっしゃっていました。(約8割は5,000円以上での実施に理解)

コストを5,000円に抑える事を目標にしている我々からすると現時点では3,000円~4,000円での実施は残念ながら無理筋で、規模を大きくするか宣伝費を無くすかしかありません。

宣伝費を無くすには前述のボランティア積極活用が鍵となるでしょう。

規模を大型化するにあたっては方式を時間がかかる1対1対面制では無く、フリータイム制に変えなければなりません。フリータイム制とは場所だけをご提供して自由にご歓談いただくものです。我々運営側からすると楽でもあるのですが、人気のある一部の方に殺到してしまうというデメリットがかなり大きくなります。

もちろんコストを抑えられるというメリットもあるので、両方の方式を使い分けるべきですが、今回の実施で1対1制をキープするにはやはり男女15名ずつが限界だと確信しました。

個人的な問題と目標

 今回の事業でお恥ずかしながら個人的な問題と感じたのが「少子高齢化問題に熱すぎる」事でした。特に「自分の子供は結婚していて孫もいるから関係ない」というご発言は私にとって逆鱗で「それでしたら結婚をしている自分もやる必要が無い。お孫さんの時代の日本の事は心配ではないのですか?」とついつい言い返してしまうのです。ここで議論しても良い事は無いと分かっていても止められないのはまずいと反省しています。

この点については匙加減が難しく、NPOは自分たちが信じる事にある意味盲目的に突き進んでいかなくてはならない部分がありますので、姿勢を変える必要はないのですが、押し付け過ぎない、期待し過ぎない事が求められるのでしょう。

上記にも関係があるのですが、今回あらためて気づいたのが、アクションを我々側から行うのは少子高齢化問題の解決には遠回り過ぎるという事です。

まだ思い付き段階なので詳しい事は申せませんが、全3回の補助金事業を終えた時点でコスト5,000円を体系化する事で、能動的に実現できる方法を考えました。 

実現の為に、あと2回の実施分で更なるブラッシュアップを目指したいと思います。

 

第二回は2018年12月4日(火)14:00から16:30に吉祥寺の武蔵野公会堂で実施します。お子様から親御様に参加をお願いされるのも有りですので、皆様のご参加、お待ち致します。 

 

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