婚活と喫煙
期せずしてアンケートネタが続いてしまいましたが、今回は一部の方にはかなり重要なテーマ、婚活と喫煙になります。
喫煙‥仲人にとってはかなり頭の痛い問題です。勿論、お見合いの成立率がガクンと下がるからですが、同時に「真剣に婚活をする気があるのだろうか?」という疑念が湧いてしまうからという事情もあります。
厚生労働省の平成29年「国民健康・栄養調査」の結果によると、最新の喫煙率は男性 29.4%、女性 7.2%、平均 17.7%となります。
仮に喫煙していない人全員が相手の喫煙を絶対に拒否するとなると、喫煙するというだけで婚活の対象を男性は 92.8% 自ら除外し、女性は70.6%除外しているという恐ろしい事態です。
電子タバコは喫煙者の救世主となるか?
数年前より市民権を獲得した出したiQOSに代表される電子タバコですが、手元の資料によると、美味い、灰も出ない、歯や室内にヤニがつきにくい、周囲にニオイがつきにくい、健康へのリスク低減が見込まれる。と良い事づくめのようです。
実際、比較的嫌煙家の私も電子タバコだと歩き煙草がそれほど気にならなかったりします。
個人的な印象では説得力に欠けますので、今回もアンケートを取ってみました。
アンケート結果は予想以上に厳しい
私は喫煙する婚活者に対して、「せめて電子タバコにして欲しい」と言いたかったのでしょう。電子タバコだったらOKという回答を期待していましたが、実際にはかなり厳しい結果となりました。
絶対完全禁煙:70%
できれば、なるべく完全禁煙:20%
電子ならばOK:10%
その他、良く出てきた意見として、価値観が合わない、子供たちの健康にも影響する、お金の無駄 というものが頻出しました。まぁ、確かに‥
仲人的に一番納得させられたのが、「たまたま好きになった人が吸う人だったならば考えるが、婚活ではあり得ない」という回答です。ですよね。
協力:ミルトーク
結婚相手の喫煙について気になる記事
喫煙関係で気になる記事を幾つかピックアップしてみます。
自分が吸わなくても、歯茎が黒ずむ、子供の「他社への攻撃的性格」が現れやすくなるというのは確かに気になります。
家庭内に広がる喫煙の世代間連鎖 / 奈良県郡山保健所(PDFファイル)
こちらはタイトル通り、家族に喫煙者がいると子供の喫煙率が上がる事をデータで示しています。実に男子で2.3倍、女子で2.9倍に増えるそうです。意外な事に母親が喫煙していると倍率が上がり、男子は3.4倍の確率だそうです。
こちらは家族の為に室外で喫煙する行為、俗にいうホタル族が問題になっているという記事です。被害者の会の加入者も増えているようで、近隣トラブルも増えるとか。
こうしてまとめると、やはり喫煙される人は婚活を機に禁煙を検討した方が良さそうです。それが難しければ、あまり効果は期待できないものの、電子タバコの方がまだマシといった感じでしょうか。
これからは今までより強めに禁煙のご検討をお勧めしようと思います。